ビーフジャーキーに含まれる亜鉛は風邪の症状に効果があるって本当?

コラム

皆さんはZnという元素記号で知られる亜鉛という金属をご存じでしょうか?「金属なので私には関係無い」と思われる方もいるでしょうが、実は亜鉛は鉄と同じように、必須ミネラルとして私たちの健康には欠かせない存在なのです。ここでは、亜鉛と風邪の関係を中心に考えてみましょう。

亜鉛って何?

人間の生命活動に欠かせないミネラルを必須ミネラルと呼びます。必須ミネラルにはカルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、クロム、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルトの16種類がありますが、ここで取り上げるのはそのうちの一つの亜鉛です。

亜鉛は成人の体内に約2g存在し、筋肉や骨、皮膚の他、肝臓・膵臓・前立腺などの臓器にも分かれて存在します。スポーツをした後に出る汗にも含まれるため、大量の汗をかいた場合は亜鉛が不足することもあります。

亜鉛の働きの一つに味覚を正常に保つということがあります。味を感じる味蕾を構成する細胞は新陳代謝が盛んですが、これに亜鉛が関わっているのです。

また、タンパク質の構成要素として、さまざまな生体内の反応にも関与します。新しい細胞が作られる組織・器官でも活躍するミネラルなので、発育盛りのお子さんには必要不可欠です。他にも、免疫力の向上、髪や肌の健康にも関係します。

亜鉛が不足すると成長障害、味覚障害、食欲不振、生殖機能低下、免疫力低下などを引き起こすことがあります。一方、過剰に摂取すると銅の吸収障害による銅欠乏症になる恐れがあります。

亜鉛の一日の摂取量の目安は、18~74歳の女性で8.0mg、同じく男性で11.0mgとされています。

風邪と亜鉛の関係性とは?

必須ミネラルの一つの亜鉛は、生体内の数百種類の酵素の働きに必要な栄養素です。体を細菌やウイルスから守る機能を免疫と言いますが、亜鉛は免疫力に大きく関わっていることが分かっています。最近の研究で、免疫における細胞間の情報伝達物質として働いていることが分かっています。

免疫力が低下すると、呼吸器感染症を含めた感染症を引き起こすリスクが高まります。しかし、亜鉛にはインタフェロンの産生を増やし、抗ウイルスの作用があると考えられています。亜鉛が細胞膜を保護し安定化することで、ウイルスの細胞への侵入を阻止するのです。

まだ十分なデータはありませんが、亜鉛には風邪の回復を早める可能性があることも分かっています。

亜鉛は風邪の予防にもなるって本当?

亜鉛は風邪の予防にもなると言われています。2013年に行われたある研究者のレビューで、風邪の症状が現れてから24時間以内に亜鉛を適切に摂取すれば、風邪の期間を12時間から24時間短縮するのに役立つということが分かっています。

風邪の初期症状が感じられたらすぐに亜鉛を摂取すれば、平均で7日間と言われる風邪の期間を短くできるということです。

亜鉛が風邪に効果があるのは、亜鉛が風邪の原因となる病原体ライノウイルスにどう作用するかによると言います。病原体のライノウイルスは鼻腔や上気道系の喉などで増殖する傾向にあります。

そのライノウイルスが人間の鼻腔の粘膜につくのを防ぐのに、亜鉛が役に立つというエビデンスがあるということです。亜鉛を適切に摂取することでウイルスの複製を遅らせて、風邪の症状緩和や風邪の予防が期待できるということです。

亜鉛が多く含まれる食べ物って何?

亜鉛の腸管からの吸収率は約30%で、食事やそれを補うサプリメントでの摂取が可能です。食事では魚介類、肉類、大豆製品、ナッツ類に多く含まれています。

100gあたりの亜鉛含有量で見ると、魚介類では牡蠣13.2mg、煮干し7.2mg、たらこ3.1mg、ウナギ蒲焼き2.7mg、肉類では、牛肩ロース5.5mg、牛もも肉4.8mg、牛レバー3.8mg、鶏レバー3.3mg、牛バラ肉3.0mg、大豆製品では、納豆1.9mg、ナッツ類ではカシューナッツ(フライ)5.4mg、アーモンド(フライ)4.4mgなどとなっています。

なお、コンビーフやビーフジャーキーはコンビニでも買える食品ですが、これらにも多くの亜鉛が含まれています。

ビーフジャーキーなら、おやつにおつまみに、また運動中の捕食に、袋から出して手軽に食べられ、亜鉛を補給できます。また、タンパク質、鉄、ビタミンB群などの栄養素も多く含まれ、亜鉛に限らず体に必要な栄養素が補給できます。

ビーフジャーキーに含まれる亜鉛は風邪の症状に効果がある理由

亜鉛は鉄・カルシウム・ナトリウム・銅などと並んで、健康には欠かせない必須ミネラルの一つです。その働きは、味覚を正常に保つ、免疫力を向上させる、全身の新陳代謝を活性化する、髪や肌の健康に保つ、等があります。亜鉛は細胞膜を保護し安定化することでウイルスの侵入を阻止します。従って、風邪などの感染症を予防できます。また、風邪をひいても亜鉛を摂取することで早く治すこともできます。亜鉛は肉類・魚介類・大豆製品などに多く含まれています。食事で十分な量が摂れなければ、おやつやおつまみでビーフジャーキーを食べることでも摂ることができます。季節の変わり目は風邪をひきやすいものです。そんな時は食事で亜鉛を補い、風邪をやっつけましょう。

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