コラム
ダイエット中は、食事はもちろんですが、おやつについても制限が厳しくなります。しかし、ダイエット中は無性におやつが食べたくなることがあります。そんな時、皆さんは何を召し上がっているでしょうか？ここではダイエット中におすすめのおやつを考えてみましょう。
ナッツは脂肪分が多く、ダイエットには向かないような気がしますが、実は以外とダイエットにおすすめできる食品です。
ナッツには、鉄分・亜鉛などのミネラル、ビタミンB2、Eなどのビタミン類など、豊富な栄養素が含まれています。不溶性の食物繊維も含まれているので、腹持ちがよく、便秘の解消にもなります。
また、脂肪分の中には不飽和脂肪酸が含まれていますが、これは体によい脂肪分なので、積極的な摂取が推奨されています。ダイエット中は脂肪分を摂りにくいものですが、ナッツの脂肪分なら気にせず摂取できます。
ただし、ナッツは食べ過ぎるとカロリーオーバーになる危険性もあるので、量には注意して下さい。
チーズを食べると太ると思われている方が少なくありません。確かにカロリーとしては高めの食品になり、食べ過ぎると太る可能性はあります。しかし、正しく食べればダイエット中のおやつとして最適なことが分かります。
チーズは高タンパク質、高脂質、低糖質という特徴があります。ダイエットの方法として糖質制限を選んでいる方であれば、この栄養バランスが向いているのが分かります。加えて、ビタミンAやビタミンB2 も多く含んでいるので、脂質・糖質の代謝促進も期待できます。
ただチーズにも種類があり、カッテージチーズ、モッツァレラチーズ、プロセスチーズ、カマンベールチーズを選ぶことをおすすめします。これらは比較的脂肪や塩分が抑えられるからです。
ダイエット中のおやつとして注目を浴びているのがあたりめです。ダイエットではタンパク質を多めに摂り、糖質や脂質は控えめにして総カロリーを抑える必要があります。
あたりめは、低糖質・低脂質でタンパク質が多く含まれている食品で、先にあげた条件に合致しています。しかも噛み応えがあり、たくさん噛まなければ飲み込めないので、いつも以上に咀嚼することで満足感・満腹感が得られます。
あたりめの原料となっているイカには、タンパク質以外にもさまざまな栄養素が含まれています。DHA（ドコサヘキサエン酸）には血液をサラサラにする効果が、またアセチルコリンには神経を休める効果があるとも言われています。
また、タウリンやEPA（エイコサペンタエン酸）など、肝臓の強化を助けてくれる成分も含まれています。
ヨーグルトは善玉菌を増やし、腸内を整えてくれる効果はよく知られていますが、腸内環境の向上が免疫力の向上につながり、基礎代謝がアップすることでダイエット効果が得られやすくなります。
また、ヨーグルトは低カロリーでタンパク質、ビタミン、カルシウムなど、ダイエット中に不足しがちな栄養補給を効率よく補うことができる、体に嬉しい食べ物でもあります。
目的に応じて摂り方もさまざまで、朝食前に摂ると脂質や糖質の分解に作用し、昼食後では主にミネラルの補給や小腹が空いた時のおやつとしても有効です。そして夕食後、就寝の2時間前を目安に摂ると胃酸の影響を抑え、便通改善の効果があります。
初めての方には夕食後に摂るのを1～2週間続けるのがおすすめです。飽きずに続けるためには無糖ヨーグルトにハチミツ、アロエ、ナタデココ、バナナ、きな粉、ナッツなど、組み合わせのよいトッピングを楽しむのもおすすめです。
ダイエット中のおやつではいくつか考えられますが、おすすめのおやつにビーフジャーキーがあります。
ビーフジャーキーは赤身肉でできていますが、カロリーは100gあたり約300kcalと非常に低く抑えられています。含まれる糖質は100gあたり約6.4gで、ケーキの約43.6g、ポテトチップスの約54.7gと比べても相当低くなっています。
一方タンパク質は100gあたり約54.8gと、こちらは豊富に含まれています。タンパク質は不足すると代謝が落ちるので、ダイエット中は多く摂るに越したことはありません。
ビーフジャーキーは噛み応えのある食品です。何度も噛むことで満腹中枢を刺激し食欲を抑える効果もあります。
おやつもいろいろありますが、ビーフジャーキーは高タンパク、低脂質、低カロリーであるうえ、噛むことで満腹感もえられるという、ダイエットにはこの上ない食品です。
ダイエット中におすすめのおやつのうち、ナッツには体によい不飽和脂肪酸が含まれ、脂肪を摂り過ぎる心配はありません。チーズは脂質や糖質の代謝を促進するビタミンB2を豊富に含んでいます。あたりめは高タンパク、低脂質、低糖質なうえ、体によいEPA、DHAなども含まれています。ヨーグルトは腸内環境を整えてくれ、免疫力が向上します。基礎代謝も向上するので、ダイエット効果が高まります。ビーフジャーキーは高タンパク、低脂質、低カロリーが特徴の食品です。噛むことで満腹感燃えられるので、食べ過ぎが抑えられます。ダイエット中は食事に気を使います。しかし、ここで取り上げた食品はダイエットにも効果がある物ばかりです。ご自身の口に合うものを選んで、おやつにして下さい。
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