ニュージーランドってどんなところなの?②

コラム

ニュージーランド

ニュージーランドと聞けば何を連想されるでしょうか?最も多い答えは「ラグビー」だと思います。近年、日本もラグビーが強くなってきましたが、ニュージーランドにはなかなか勝てません。そんなニュージーランドのもう一つの魅力である牛肉に関して調べておきましょう。

ニュージーランドはなんでラグビーが強いの?


世界的なラグビー強国として知られているニュージーランドですが、なぜニュージーランドはラグビーが強いのでしょうか?

ニュージーランドのナショナルチームは「オールブラックス」の愛称で、自国民からだけでなく全世界のラグビーファンから親しまれています。彼らが試合開始前に披露する、マオリ族の伝統的な踊り「ハカ」は迫力があり、選手や会場のボルテージを盛り上げるものとして人気があります。

ニュージーランドで1番人気のあるスポーツがラグビーで、競技スタイルが国民の気質に合っていることがラグビー強国である理由の一つです。

攻守にわたり戦略的でありつつ体をぶつけ合う激しさが、先住民であるマオリ族や、移り住んだ農民にマッチし、幅広い層で好まれたことでラグビー大国として発展してきました。

ニュージーランドの先住民族であるマオリ族とは?


マオリ族のルーツはポリネシア諸島で、カヌーで渡航しニュージーランドに移り住んだとされています。その後イギリス主権による統治の時代もありましたが、マオリ族は独自の文化と言語を守り続けてきました。

現在、マオリ族はニュージーランド人口の約14%を占めています。その言語はマオリ語で、ニュージーランドでは第二の公用語として基礎的なマオリ語教育がなされています。

マオリ族は体格ががっしりしており、腕や顔などに属する部族を表すタトゥーを入れています。挨拶は鼻と鼻をくっつけ合う独特のものです。

基本は農耕民族ですが、他の部族と戦う激しさもあります。ラグビーのテストマッチで知られるハカは自らの力を誇示する意味を持つもので、先人のマオリ族から受け継がれている舞踊です。

日本とニュージーランドの繋がりとは?


新婚旅行で行く方もいるニュージーランドは、南半球の国ということもあり大半の方はあまり関係が深くないと考えておられることでしょう。しかし、両国は1952年のサンフランシスコ講和条約の発効より外交関係が始まっています。現在、両国は共にAPEC、環太平洋パートナーシップ協定、OECDの加盟国となっています。

貿易面では2016年の実績で、日本からニュージーランドへ自動車、電化製品などが、また、ニュージーランドから日本へアルミニウム、チーズ、キウイフルーツ、牛肉などがそれぞれ輸出されています。

また、2014年の実績では、日本人はニュージーランドへ観光目的で約8万人が渡航しています。一方、ニュージーランド人は日本へ観光目的で約4万人が渡航しています。

ニュージーランド牛の種類とは?


ニュージーランドは国土の約半分が牧草地で牛を育てる土地が広く、ニュージーランドの人口が約500万人なのに対し牛の数は約1,000万頭で、人口の2倍もの牛が飼育されています。

世界的に高品質だと言われている肉牛種に、「アンガス種」「ヘレフォード種」「ショートフォーン種」という3種類があります。そのうちアンガス種とヘレフォード種、さらにこれら2種の交配種がニュージーランドの主要な肉牛品種となっています。

一般に生後1~2年は牧草を食べて育ち、その後はそのまま牧草で育てられる「牧草種」と、飼料を穀物にして肥育牧場で育てられる「穀物肥育種」に分けられ、最後の仕上げがされたのち市場へ送られます。

ニュージーランド産の牛肉の味の特徴とは?


栄養価の高い牧草とストレスフリーの環境の中で飼育されたニュージーランド産の牛肉は、あっさりとした口当たりの赤身肉が特徴です。

他の国の畜産業では、肉質を軟らかくするため雄の牛を去勢しますが、ニュージーランドではそうした手術をしていません。そのため肉質がやや硬いのですが、それだけにしっかりとした歯ごたえがあり、牛肉ならではのうま味を味わえます。

また、赤身が多く脂身が少ないため、カロリーが低いのも魅力です。ダイエットや、健康に気を使っている方向きの食品と言えます。

ニュージーランド産の牛肉は、安全性が高いことでも有名です。遺伝子組み換え飼料や成長促進ホルモン剤といったリスクの高いものを使った飼育方法はとっていません。さらにBSEや口蹄疫への対策として、厳格な検疫体制を敷いています。ニュージーランド産の牛肉は安全で栄養価が高く、しかもヘルシーな牛肉となっています。

ニュージーランドについて②


戦略的で体をぶつけ合う激しいラグビーは、ニュージーランドのマオリ族の気質に合っていたこともあり発展してきました。マオリ族はタトゥーやハカで知られており、他の部族とも戦う激しさも持ち合わせています。日本とニュージーランドは1952年より外交関係が始まっています。ニュージーランドでは人口と変わらないくらいの数の肉牛が飼育されています。アンガス種とヘレフォード種、およびその交配種がニュージーランドの主要な肉牛品種となっています。ニュージーランド産の牛肉は、あっさりとした口当たりの赤身肉が特徴です。肉質がやや硬めですが、しっかりとした歯ごたえがあり、牛肉ならではのうま味があります。次にスーパーのお肉売り場へ行く時は、ニュージーランド産の牛肉に注目しましょう。

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