イタリア産ワインの味の特徴とは?

コラム

ワインと言えばフランスを連想される方が多いですが、フランスに負けるとも劣らないワイン生産量がある国をご存じでしょうか?それがフランス、スペインと並んで三大生産国の一つになっているイタリアです。ここではイタリア産ワインの味の特徴について調べてみましょう。

なんでイタリアはワインの名産地なの?


イタリアのワインの歴史は古代ローマ時代にまで遡るほど古く、生産量も世界のトップクラスを誇るほどのワイン名産地になっています。

その理由の一つとして、イタリアの気候があります。イタリアの気候はほぼ全土で地中海気候、即ち雨の量が比較的少ない割に、温暖で日光が十分に降り注ぐ気候となっています。ワインの原料となるブドウを育てるのには大変適した環境であり、どの地域でも育てやすくなっているのです。

ブドウ品種の多さも理由の一つです。もともと小都市国家の集まりで、それぞれの地域でその自然環境に合った品種が育ってきました。ブドウの品種は政府の認定を受けているもので400種類以上もあります。

従って、国内のあちこちにワインの名産地が存在し、味や質のよいワインが同時に生まれてくる土壌があるため、イタリアはワインの名産地になっているのです。

イタリアワイン格付けの種類とその方法とは?


イタリアでは1963年に生産地、栽培方法、ブドウ品種、最大収穫量、最低アルコール度数、醸造方法などの基準を決め、「原産地呼称管理法」言わば「ワイン法」が定められました。

当時、DOC(統制原産地呼称ワイン)、IGT(地域特性表示ワイン)、VdT(テーブルワイン)の3つのカテゴリーに格付けされていましたが、1984年にDOCG(統制保証原産地呼称ワイン)が最高ランクに加わり、以後4カテゴリーに格付けされています。

DOCGは特に評価の高いワインを国が保証するもので、申請の前少なくとも5年間DOCに格付けされていることが必要です。生産地、ブドウ品種、栽培方法だけでなく、色や香りについても農林省、商工会議所の厳密な検査と審査を受け認可されます。

DOCは生産地、ブドウ品種などが限定され、栽培方法などが必要条件を満たしているかについて商工会議所の検査と審査を経て認可されます。IGTはテーブルワインよりも生産地、ブドウ品種が限定されます。また、VdTはEUで認められたブドウ品種で、アルコール度数9%以上という最低限の基準以外は特に規定はありません。

イタリアのトスカーナ地方のワインの特徴とは?


トスカーナ地方はイタリアの中部に位置する観光地で、一説によると紀元前7世紀頃からすでにワインの生産が行われていたこともあり、ワイン生産は文化や歴史と切り離せない重要なものとなっています。

赤ワインの生産が8割以上を占め、しっかりとした酸とタンニン、すみれを思わせる香りが特徴のブドウ品種であるサンジョヴェーゼが主体となります。有名なキャンティ、イタリア三大ワインの一つのブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど、長期熟成能力の高い優れたワインが造られています。

一口に説明するのは難しいですが、この地域で生産される赤ワインは特に人気があり、トマト系や肉料理にマッチする酸味と豊潤さを持ち、リーズナブルに楽しめるものが多く流通しています。ほろ苦さやハーブのニュアンスを持った白ワインは、鶏肉、豚肉、シーフード系料理との相性が抜群です。

イタリアのシチリア地方のワインの特徴とは?


シチリアの地中海性気候の明るい日差しと、穏やかな降雨に恵まれた暖かく乾燥した気候により、カビや腐敗が最小限に抑えられます。そのため、シチリアでは農薬などの化学物質も抑えられた、オーガニックなブドウが造られています。

また、シチリア島の東部にエトナ火山があることから、石灰が多く含まれる土質で、土壌にはミネラルがたっぷり含まれています。

酸味があり軽めのタッチのネロ・ダーヴォラがよく知られていますが、地中海に囲まれた地形で海の幸も豊富なことから、それに合うすっきりした白ワインも数多く生産されています。

また、度数の高い酒精強化ワインのマルサラも有名で、辛口から甘口まで異なる口当たりのワインが多数出ています。

イタリアのピエモンテ地方のワインの特徴とは?


イタリアのピエモンテ地方のワインは、主に4つの品種のブドウから作られたワインで、寒暖差が大きくタンニンの成分が多いのが特徴です。

ピエモンテを代表する黒ブドウのネッビオーロから造られる高級赤ワインのバローロ、バルバレスコを筆頭に、やや甘口のスパークリングワインであるアスティ・スプマンテ、ミネラル感満載で香り高い白ワインのガヴィなど、幅広いタイプの優秀なワインが生み出されています。

バルバーロは「ワインの王」とも言われるほど渋くて高貴な感じがする味で、強い酸味が特徴です。バルバレスコは「バルバーロの弟分」とも呼ばれ、バルバーロと比べると繊細さや優雅さが感じられるほどのワインとなっています。

イタリア産ワインの味の特徴について


気候がブドウ栽培に適していることや、小都市国家がそれぞれにワインを生産していた歴史などから、イタリアは世界で一二を争うワイン生産国となっています。いわゆるワイン法の制定により、生産されるワインは厳密に格付けされてきました。トスカーナ地方ではキャンティを中心として、赤ワインは酸味と豊潤さを持ち、白ワインはほろ苦さも感じられます。ミネラル感と陽気さがあるシチリア地方では、酸味があり軽めのタッチのネロ・ダーヴォラが得に有名です。ピエモンテ地方では代表的な黒ブドウのネッビオーロから造られるバローロ、バルバレスコがよく知られています。普段あまりワインを召し上がらない方も、一度イタリア各地のワインを飲み比べてみてはいかがでしょう。

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