ビーフジャーキーに含まれる塩分の人体への影響とは?

コラム

塩分と聞けば何か身体に悪そうなイメージはありませんか?実は塩分は身体には不可欠な成分なのです。ここでは塩分の人体における役割のいくつかをご紹介しましょう。また人体にはどれぐらいの塩分があるのか、塩分の必要摂取量は何gなのかも考えてみましょう。

人体はどれぐらいの塩分があるの?

人体には大人であれば体重の0.3~0.4%、子供では約0.2%の塩分が含まれていると言われています。体重が60kgであれば約200gの塩分が体内に含まれていることになります。

塩分は塩化物イオンとナトリウムイオンとして体内に存在し、さまざまな生命活動の素となっています。そして消化や栄養の吸収、細胞内外のバランスの保持、神経細胞への刺激を送るなど、人体には欠かすことのできない成分です。 塩分は摂り過ぎると高血圧の原因となり、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気になることもあります。また逆に塩分が少な過ぎても、上のような生命活動に影響を及ぼすため、一日の摂取量には気をつけるようにしなければなりません。

人体の細胞を正常に保つためになぜ塩分が必要なの?

塩分は細胞を正常に保つうえで欠かせない成分です。人間の体は、たくさんの細胞で構成されています。細胞はナトリウムイオンが多く含まれる海水に近い組成である細胞外液に囲まれており、その外液を循環させています。

そして、塩分は細胞内外の体液の圧力(浸透圧)を調節して、バランスを一定に保つという重要な働きをしています。

塩分の過剰摂取は高血圧やがんなどの生活習慣病をもたらすことから注意が必要ですが、逆に不足してしまうと、このバランスが乱れてしまう原因となります。

細胞内外のバランスが乱れると、食べ物から栄養素を体内に取り込めなくなり、循環不全、血圧低下、脱水症状、立ち眩み、むくみなどの原因になってしまいます。 また、新陳代謝も悪くなってしまい、肌にも悪影響を与えます。そのため、塩分を正しく摂ることが非常に重要です。

人体の神経や筋肉の働きを調整するためになぜ塩分が必要なの?

人体は脳が神経を通して筋肉に働きかけることで動いています。神経が脳からの電気信号を伝える時にナトリウムイオンが必要になります。このナトリウムイオンを食事から摂るには、塩分を摂取することが一番有効な手段です。

過度に減塩をすると神経がうまく信号を伝えることができなくなります。そして筋肉などがうまく働かず体に不調をきたします。

その逆に塩分を摂り過ぎると、体の細胞が自らに水分を過剰に引き込んでしまい細胞が膨張してしまいます。そうなると血管の壁の細胞も膨張してしまい、血管の壁がぶ厚くなってしまいます。また、腎臓が過剰な塩分をろ過しようとし、腎臓に負担がかかってしまいます。

食欲や味覚の正常化になぜ塩分は必要なの?

塩分は体内のさまざまなシステムの働きを守り、維持するために必要です。そして食欲や味覚を正常化するという役割も持っています。適切な量の塩味は食欲を増進させると言われています。

夏場に食欲のない時にも、塩分は効果を発揮します。塩を構成するナトリウムには、暑さによる疲労を防ぐ効果があり、塩分が不足すると疲れやすくなり、食欲もなくなってしまいます。そのため、夏場に適切な量の塩分を摂ることは、夏場の食欲増進にもつながります。

また、塩分の少ない食事ばかり摂っていると、ナトリウムや塩素が不足してしまい、味覚が鈍くなります。味覚が鈍ると食欲が落ち、その結果体力が落ちます。それによりさらに食欲が落ちるという悪循環となります。

さらに、塩分は甘みなど、塩辛さ以外の味を引き立たせる働きもします。塩辛さは甘みよりも先に舌に伝わります。そのため甘いものに塩をかけると、最初に塩の味を感じ、そのあとで甘みを感じるため、甘みを強調させることができます。 塩をかけることで食材の旨みや風味を引き出すことができるので、正常な味覚を維持することにも繋がります。

一日に必要な塩分の摂取量とは?

男女共通での1日の食塩の推定平均必要量は1.5gと見積もられています。ところが現実には年々少しずつ下がってきてはいるものの、日本人の成人男性で10g代後半、成人女性で約9gの食塩摂取量があります。

そこで厚生労働省は目標値として、18歳以上の女性で1日平均7.0g未満、男性で8.0g未満という数字を掲げています。なお腎臓病患者の方や腎臓透析患者の方は、この限りではありません。

高血圧と言われる方には、なるべく、減塩を心がけてほしいものです。しかし家庭では簡単に減塩できても、外食中心の働き盛りの男性などはなかなか減塩することは難しいのが現実です。

ビーフジャーキーに含まれる塩分とその働きについて

塩分は成人なら体重の0.3~0.4%程度を身体に含んでいます。日本人はもともと塩分を多く摂りますが、一日の目安としては18歳以上の男性で8.0g、女性で7.0g程度になります。さて塩分は消化や栄養の吸収、細胞内外のバランスの保持など、人体には欠かすことのできない成分です。また脳から神経を経由して筋肉を動かす時の電気信号にナトリウムイオンは欠かせません。塩分は食欲や味覚を正常化する役割も持っています。ビーフジャーキーは塩分があるだけでなく、身体によい栄養素もたっぷり含んでいます。スポーツやテストなどでの補食、おやつ、あるいはお酒のおつまみとしてはベストな食品であると言えます。

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